胡錦涛国家主席、オバマ次期米大統領と電話会談
2008/11/08

 

  胡錦涛国家主席は8日夜、米国のオバマ次期大統領と電話会談を行った。

  胡錦涛氏はオバマ氏の大統領当選に祝意を表し、同氏が選挙期間中、中米関係の重要性を強調するとともに、中米が協力を強め、地球規模の挑戦に共同で対処し、全世界の発展のチャンスを共有するよう主張したことを称賛した。

  胡錦涛主席は次のように指摘した。国交樹立後30年間、中米関係は曲折を経ながらも、全体としてはたえず発展し、得難い成果を収め、両国人民に実益をもたらしており、われわれは両国関係を大いに大切にすべきである。最大の発展途上国と最大の先進国である中米両国は世界の平和と発展にかかわる大きな問題で、幅広い共通利益を有し、重要な責任を負っている。歴史の新しい時期に、中国は米国とハイレベルや各クラスの交流を維持し、引き続き戦略対話を進め、各分野の交流・協力を拡大し、大きな国際・地域問題での意思疎通・協調を強め、相互に尊重し、お互いの関心事に配慮し、両国間の敏感な問題、特に台湾問題を適切に処理して、中米の建設的協力関係をより高い水準に進めることを願っている。

  オバマ氏は大統領当選に対する胡錦涛氏の祝意に感謝した後、次のように述べた。中国は偉大な国であり、中国の発展と成功は米国の利益に合致する。今日の国際舞台で、米中関係は極めて重要な関係であり、米中協力を発展させることは両国に役立つだけでなく、世界にも役立つ。米中関係は多くの発展のチャンスを迎えており、双方が協力を強化し、米中関係をさらに大きく発展させて、両国人民に幸福をもたらすよう希望する。米国は中国と安全保障、気候変動、地域紛争などの問題で協議と協調を強め、問題の解決を促すことを希望している。

  胡錦涛主席はさらに、次のように指摘した。目下、国際金融危機は世界各国の経済と人民の生活に深刻な影響を与えている。この地球規模の挑戦(試練)に効果的に対応するため、国際社会は自信を強め、協調を強め、密接に協力すべきである。金融市場・世界経済サミットがまもなくワシントンで開かれるが、中国はこのサミットを非常に重視しており、参加各国と共にどう強力な措置を講じて、早急に市場の自信を取り戻し、金融危機の拡散とまん延を食い止め、金融危機が実体経済に与える影響をできるだけ減らし、全世界的景気後退を回避するかについて話し合いたいと考えている。今回の金融危機で、国際金融システムの多くの深層部の欠陥が露呈されており、国際社会はこの金融危機の教訓を真剣に総括し、すべての利害関係者(ステークホールダー)の十分な協議を踏まえて、国際金融システムのしかるべき改革を行うべきであり、とりわけ国際金融監視・管理の強化、国際金融機構の整備、国際通貨体制の改善などの大きな課題について突っ込んで検討しなければならない。

  これに対しオバマ氏は、目下の金融危機の解決には各国政府の一層緊密な協力が必要であり、米中両国が近く開かれる金融市場・世界経済サミットで協力を強めるよう希望すると述べた。

  (北京11月8日発新華社)