経済の安定した比較的速い発展維持強調 温家宝首相

    温家宝中国共産党中央政治局常務委員・首相は27日午後、北京の中南海・紫光閣で新華社記者の単独インタビューに答え、経済の安定した比較的速い発展の維持が依然われわれの当面の経済運営の第一に重要な任務であると強調し、次のように述べた。

    ▽経済の安定した比較的速い発展の維持が依然、われわれの経済運営の第一に重要な任務である。構造調整、経済発展パターン転換がわれわれの経済運営の重点である。そしてインフレ予想の管理が経済運営の良好な外部環境をつくるもので、同時に人民の利益を守るものでもある。

    ▽われわれはこの三つを結びつけることを提起している。つまりわれわれはすでに一部のインフレ予想の兆候に関心を払い始めたということである。第一に石油、綿花など国際的大口物資の価格上昇が国内に波及する可能性がある。第二に今年の通貨発行がインフレ予想に影響を与える可能性がある。第三に来年の物価には「はねかえり」(遅行的影響)の要素がある。第四に現在のところインフレはみられず、消費者物価指数(CPI)はマイナスからプラスになったばかりであり、生産者物価指数(PPI)はまだマイナスである。

    ▽しかしインフレの可能性を予見しなければならない。特にわが国は所得分配の不公平と差が大きいという問題もある。物価が合理的な範囲に維持されなければ、一部の人にとっては問題にならない可能性があるが、相当数の中低所得者、特に貧困世帯にとって非常に大きな負担となる。

    ▽われわれは経済のために良好で安定した環境を整えなければならない。経済発展、構造調整をはかり、物価上昇を合理的範囲に維持してはじめて、経済は順調に進む。この点を提起しているのは、中央がこの問題を重視し、またこれを来年の経済運営の重要な方針としていることを示している。    (北京12月27日発新華社)