胡錦涛総書記 上海万博会場を視察

    上海万国博覧会の準備作業はラストスパート段階に入っているが、上海を視察中の中国共産党中央総書記・国家主席・中央軍事委主席胡錦涛氏は王岐山党中央政治局委員・副首相・上海万博組織委主任委員、兪正声党中央政治局委員・上海市党委書記・上海万博組織委第1副主任委員の案内で、15日午前上海万博会場を訪れ、準備作業の状況を実地に視察した。

    真冬にもかかわらず、黄浦江河畔の万博会場の工事現場は熱気にあふれていた。開幕まであと106日となり、万博会場の施設建設は大部分が仕上げの段階に入り、一部では館内の展示が始まっている。

    胡錦涛主席はまず、上海万博の浦西会場を訪れ、ここに設けられた都市最良実践区を視察した。「都市、生活をよりよく」というテーマをめぐって、都市最良実践区を設けるのは、上海万博の一大革新。胡主席は施工中の建物を興味深げに視察し、都市のプランを説明する展示板をみて、建設工事と展示作業の進度を細かく把握していた。ここに国内外の最も代表的革新的な80の都市プランが集められることを知ると、総書記はこの創意を高く評価した。

    上海万博のために建設された河底トンネルを車で抜けて、胡錦涛氏は上海万博浦東会場を視察した。会場の中心部分に、巨大な鼎の形をした建物「中国紅」がそびえている。これが「東洋の冠」と呼ばれる中国政府館だ。工事責任者が総書記に、中国館は中国古代の造営法則と現代の建築設計理念を融合させており、館内展示の主軸は「都市の発展における中華の知恵」であり、世界に向かって中国が全力で科学的発展を推進し、社会の調和をはかっているという積極的情報を伝えると説明した。胡錦涛氏は中国館の展示エリアの配置および各省・自治区・直轄市館の設計、展示状況を詳細に把握するほか、中国館の最上階に登って万博会場全体を見渡した。それぞれの様式をもつ施設が立ち上がり、黄浦江両岸の姿が万博会場建設により大きく変化しているのを見て、総書記は非常に喜んでいた。

    上海万博会場の建設では、さまざまのハイテクを使って省エネ・排出削減とエコロジー・環境保護のモデル効果を高めている。世博軸(Expo-axis)、テーマ館、万博センターを視察した際、胡錦涛氏はこの方面の状況を把握することに特に意を注いでいた。世博軸の採光設計、テーマ館のグリーンカーテン、ソーラールーフ、万博センターの半導体照明、開会中に大規模に使用される新エネルギー車…これらは総書記の強い興味をひいた。胡氏は、科学技術万博、低炭素万博の理念を積極的に貫き、技術革新成果の会場での展示・利用に力を入れ、低炭素排出とエコロジーを実現しなければならないと強調した。

    万博会場の42の外国独立館のうち、35がほぼ完成し、展示が始まり、11の共同展示館もすべてほぼ完工している。胡錦涛氏は車で外国独立館と共同展示館を見て回り、内装・展示中のオーストラリア館に入った。館内をみながら、オーストラリア館の責任者や工事関係者と言葉を交わした。同館の独特な設計理念と展示の発想は胡錦涛氏に強い印象を与えた。胡氏はオーストラリア側に対し、皆さんが施設を立派に建設できるものと信じている、またオーストラリア館が上海万博会場の一つのハイライトになるよう期待していると述べた。同館責任者は、全力を挙げてオーストラリア館を立派に建設したい、また上海万博は規模が最も大きく、最も成功した万博になると信じていると述べた。(上海1月15日発新華社)