ダライ・ラマの代理人と会見 杜青林共産党統一戦線工作部長

    杜青林中国人民政治協商会議(政治助言機関)全国委員会副主席・中国共産党中央統一戦線工作部長はこのほど、北京でダライ・ラマの代理人ロディ・ギャリ氏、ケルサン・ギャルツェン氏と会見した。

    杜氏は中央政府が世界的金融危機の影響に成功裏に対応して注目すべき成果を収め、全国の各民族人民が中国建国60周年を祝った状況をギャリ氏らに説明し、次のように指摘した。実践が照明しているように、社会主義制度は各方面の積極性、主動性、創造性を十分に引き出すことができ、比類なき優位性を備えている。中国共産党と人民は各種の困難に対応し、乗り越えて、国家の富強と人民の幸せという奮闘目標を実現する英知と力を持っている。中国共産党が中国人民を指導して見つけた中国の特色を備えた社会主義の道は完全に正しく、歴史発展の必然的な法則にもかなっており、チベットの各民族人民を含む全国の各民族人民から全面的に支持されている。

    杜氏は中央の第5回チベット工作座談会について説明し、次のように指摘した。この会議は中央がチベットの経済と社会の発展を非常に重視し、チベットの各民族人民に大きな関心を寄せていることを示すものだ。我が国ように、また中国共産党のように、十数年連続で、全国の力を結集して一民族地域の発展を支援している国や政党は、世界のどこをさがしてもない。チベットの各民族の根本的利益を代表してチベットの各民族人民を幸せにできるのは中国共産党、中央政府、チベットの各級政府である。

    また次のように指摘した。国家の利益を侵犯することはできない。主権と領土問題を協議する余地はないし、妥協する余地もない。憲法の準則を踏みにじることはできない。いわゆる「大チベット」と「高度の自治」は憲法に背いている。それを徹底的に放棄すれば、接触と協議の基礎は整い、ダライ・ラマにも活路は生まれる。民族の尊厳を傷つけることはできない。ダライ・ラマ側が今後も国際社会で反中国の宣伝、破壊活動を続け、基本的な誠意をみせないのであれば、接触と協議が進展することはない。人々の共通の願いに背くことはできない。チベット人民は安定した局面を特に大切にしている。民心を欺き、民意に背くことはできない。いかなる浸透破壊活動も目的を達成することはできない。接触と協議に障害を設けるだけで、ダライ・ラマ側が一段と孤立するだけだ。

    杜氏はさらに次のように強調した。ダライ・ラマに対する中央の政策は一貫した明確なもので、接触と協議の扉は開かれている。この政策は現在も変わっていない。ダライ・ラマが接触と協議の進展を心から望み、中央との関係改善を心から望むのであれば、歴史を尊重し、時代に順応し、現実を直視し、幻想を捨て、自身の言動を徹底的に反省し、自身の主張を根本的に改め、言動を一致させ、実際行動によって中央政府と全国人民の信用を勝ち取らなければならない。「チベット独立」にも、「形を変えた独立」にも、暴力にも、「非暴力」にも、「チベット問題」の国際化にも、国際的な反中国勢力に対する支援にも活路はない。

    統一戦線工作部の朱維群常務副部長、斯塔・副部長、チベット自治区人民代表大会常務委員会のニマツェリン副主任もギャリ氏らと会談し、次のように指摘した。「チベット亡命政府」は違法な政府で、チベットとチベット人民を代表することはできない。ダライ・ラマの代理人である皆さんが協議できるのは分列主義の言動を放棄してダライ・ラマ個人と側近の前途に関する問題を協議することに限られている。ダライ・ラマが現実を直視し、愛国の立場に戻ることを我々は望んでいる。そうしなければダライ・ラマに前途はない。ロディ・ギャリ氏とケルサン・ギャルツェン氏は関連問題に対する考えを明らかにし、状況をダライ・ラマに報告すると述べた。

    ギャリ氏らは北京訪問に先立ち、湖南省を参観訪問した。    (北京10年02月01日発新華社)