ダライ・ラマの個人代表との協議を説明 国務院新聞弁公室が記者会見

    国務院新聞(報道)弁公室主催は2日午前記者会見を開き、中国共産党中央統一戦線工作部の朱維群常務副部長、斯塔・副部長、チベット自治区人民代表大会(人代、議会)常務委員会のニマツェリン副主任を招いて、先ごろ行われたダライ・ラマの個人代表との接触、協議の主な状況について説明するとともに、質問に答えた。

    朱維群氏の説明によると、先月26日から31日までダライ・ラマの個人代表ロディ・ギャリ氏、ケルサン・ギャルツェン氏ら一行5人が帰国した。杜青林中国人民政治協商会議(政協)全国委副主席・共産党中央統一戦線工作部長が一行と会見した。朱維群、斯塔、ニマツェリン3氏は一行と丸一日話し合った。このほか一行の湖南への参観訪問が手配された。

    朱維群氏は記者会見で次のように述べた。

    ▽杜青林副主席は会見の際、中央政府が国際金融危機の影響への対応で成功を収めていること、全国人民が新中国成立60周年を共に祝ったことを全面的に紹介し、先ごろ開かれた中央第5回チベット工作座談会の状況を説明するとともに、ダライ・ラマが本当に接触・協議の進展を望み、本当に中央との関係改善を望むなら、歴史を尊重し、現実を直視し、時代に従い、自らの言動を徹底的に反省し、自らの政治的主張を根本的に改めなければならないと指摘した。また、国益を侵さない、憲法の準則を踏みにじらない、民族の尊厳を傷つけない、各民族人民の共通の願いに背かないという四つのことをダライ・ラマに求めた。

    ▽ダライ側の要請で今回の接触・協議を手配したことは、われわれの誠意と一貫した姿勢を十分示したものだ。前回の接触・協議の際、ロディ・ギャリ氏一行はいわゆる「全チベット人が真の自治を得るための覚書」を提出し、われわれはそれを厳しく批判し、反論した。今回、一行はさらに「覚書についての説明」を提出し、「覚書」について字句を改めることもなく、いかなる譲歩もせず、引き続き「チベット亡命政府はチベット人民の利益の代表」、「ダライ・ラマはチベット人民の合法的代表」と特に主張し、われわれと「チベット問題」を話し合わなければならないとした。これに対して、われわれは次のように厳しく指摘した。チベット人民を代表するのは中国中央政府とその指導の下にあるチベット自治区政府であり、ロディ・ギャリ氏一行はわれわれとチベット自治区のことについて話し合う合法的立場にない。ダライ・ラマの個人代表であるだけで、話し合えるのはダライ・ラマ個人(多くてその周囲の人を加えた)の今後の問題であり、ダライ・ラマがどのようにして祖国の分裂をはかるあらゆる言動を放棄し、中央の信頼を得るか、全国人民の理解を得るかということである。なすべきは間違いを改めることで、「覚書」の反論を受けた内容を繰り返すことではないし、手練手管を弄した「説明」を行うことでもない。

    ▽ダライ・ラマに対する中央の基本的要求は次のようなものである。ダライ・ラマが祖国の分裂をはかる立場を本当に放棄し、そうした活動をやめ、チベットが中国の不可分の一部であることを公に認め、台湾が中国の不可分の一部であることを認め、中華人民共和国が中国を代表する唯一の合法政府であることを認めるなら、われわれはダライ・ラマ個人および周囲の人の今後の問題について協議することができる。ダライ・ラマが現実を直視し、立場を改め、今後の人生に正しい選択をするよう希望する。

(北京2月2日発新華社)