中国 食品の危険要因を徹底調査へ 全国ビデオ会議開催

    全国食品安全整頓工作弁公室は30日、2010年全国食品安全整頓工作ビデオ会議を開いた際、断固たる果断な措置をとり、積極的取り組みで、食品安全の大きな危険要因を徹底的に解明するよう求めた。

    同弁公室主任の陳竺・衛生相は、次のように指摘した。全国食品安全整頓活動がすでに全面的に展開され、各地は重点・難題を優先させて、隠れた危険の総点検を行い、大型事件・重要事件を取り調べ・処罰している。活動では初歩的成果が上がり、一群の典型的事件の取り調べ・処罰が行われ、食品安全のめだった問題が徐々に解決されつつある。09年には全国で食品安全にかかわる大きな事故は起きていない。

    これと同時に、食品安全にかかわる大きな問題や欠点も露呈されており、陳衛生相は、▽一部の地区で整頓活動の任務、目標と責任がなお徹底せず、整頓の効果が定着しておらず、食品安全にかかわる事件がしばしば起きている▽食品生産・販売業者が安全の主体としての責任を果たしておらず、食品の危険要因が依然存在している―と指摘した。

    現在、当局が強い姿勢で臨んでいるにもかかわらず、一部の企業や個人は人民大衆の安全や健康を顧みず、欲に目が眩んで、事件を起こしているという。2009年以来、いくつかの地方が上海のパンダ練乳(コンデンスミルク)、陜西の金橋粉乳、山東の「緑賽爾」純牛乳、遼寧の「五洲大冰棍(アイスキャンデー)」アイスクリーム、河北の「香蕉果園棒冰(バナナ園アイスキャンデー)」など複数の乳製品メラニン基準超過事件を取り調べ・処罰した。これらの事件ではすべて2008年末に廃棄されなかった問題の粉ミルクを原料にして乳製品を生産しており、非常に悪質なものだった。

    このため、会議では次のように強調された。

    ▽当面の急務は重点を際立たせ、食品安全の隠れた危険を全面的に、徹底して調べることである。各地は徹底調査の実行に力を入れ、死角を残さないようにすべきだ。追跡調査を強化し、責任を厳しく追及し、2008年の問題粉ミルクを徹底的に調査し、断固として廃棄しなければならない。

    ▽各地域、各省庁は典型的事件と現在の際立った問題を系統的に掘り下げて分析すべきだ。引き続き事件や事故の取り調べ・処罰を強化し、取り締まりの中であえて事件を起こし、何度教育しても改めない食品製造・販売者を厳しく取り締まるべきだ。企業の責任主体意識を強め、自律の水準を高めるべきだ。整頓活動の監督・指導、評価・考課および宣伝誘導を強化すべきだ。

    ▽整頓活動を実行に移さず、隠れた危険を本気で徹底して調べず、問題が長期間解決されず、食品安全の事故を招いたり、職責失当、背任行為があったりしたときには、指導や監督責任のある者の責任を法律・規律に基づいて断固追及しなければならない。

    会議はこのほか、2010年の整頓活動では食品安全法と同実施条例の徹底実施、地方政府が全体の責任を負い、各監督部局がそれぞれの責任を負う監督管理体制の確立、食品安全監督の長期的仕組みの整備を軸にして、弱い部分に力を入れ、際立った問題を解決し、食品安全の隠れた危険が人民大衆の健康を害する事故に変わるのを断固回避することを求めた。

(北京1月31日発新華社)