文化中国・四海同春」芸術団,東京で訪日初公演
2010/02/25

 

22日夜、都心にある読売会館は灯火がこうこうとともり、大きな赤い提灯と色とりどりの花輪が祝日の雰囲気を盛り上げていた。中国国務院(政府)僑務弁公室と中国海外交流協会が派遣した「文化中国・四海同春」アジア芸術団は、同夜ここで訪日後の初公演を行い、在日華僑・華人、留学生と地元の観客に中華の民族色にあふれる春節(旧正月)の盛大な文化の宴を供した。

客席1100人の会館音楽ホールは満席で、中国駐日大使館の曲来璞公使や日中友好団体の代表が公演を観賞した。

「文化中国・四海同春」アジア芸術団は魏金棟、劉維維などの有名な歌手と中国貴州省歌舞団の数十人で構成されている。公演は楽しく軽快な踊り「花開中華大家園(中華の園に花開く)」で幕を開けた。続いてチベット舞踊「酥油飄香(バターの香り)」、苗族舞踊「芭沙漢子(バサの男)」とイ族舞踊「阿西里西(アシリシ〈注1〉)」など中国の少数民族特有の演目が披露された。

国家一級歌手の魏金棟氏と苗族の歌手阿幼朶さんのデュエットによる恋歌「敖包相会(敖包〈注2〉での出会い)には観客が手拍子で唱和し、有名な歌手劉維維氏が歌ったイタリア歌曲「ラスパニョーラ」(スペイン娘)と「オーソレミオ」(私の太陽)の二曲は観客に伝統的な名曲の魅力を堪能させた。フィナーレの舞踊「千手観音」には会場から嵐のような拍手が起こった。公演が終わると、観客の多くが舞台の前に集まり、出演者たちと記念撮影をした。出演者は何回もアンコールに応えたが、観客はいつまでもなごりを惜しんでいた。

「文化中国・四海同春」アジア芸術団の熊昌良団長は取材記者に、次のように語った。中華民族の悠久な文化は華夏(中国の美称)の息子・娘の貴重な精神的財産である。今回国務院僑務弁公室が「文化中国・四海同春」芸術団を編成したのは、中華の文化を発揚し、内外の交流を促進するとともに、広範な僑胞・友人に祖国・中国からの親しいあいさつと温かい祝福を伝えるためだ。新たな年に、国務院僑務弁公室と中国海外交流協会はこれまでと変わらず、「僑胞に奉仕する」という目的にのっとって、全世界の華僑・華人と心を合わせ手をつなぎ、共に「仲睦まじく打ち解けあい、協力してウィンウィン(共に勝者となる、両方が得をすること)をはかる、団結・友愛の、活力に満ちた」なごやかな華僑社会を作り上げるために努力していく。

曲来璞公使は、次のようにあいさつした。中華の文化は長い歴史を持ち、豊かで奥が深く、華僑社会に根を下ろすだけでなく、日増しに世界に広がりつつある。中国色豊かな公演は中国の伝統文化を一段と普及・発揚させるだけでなく、中日文化交流促進の積極的な役割を果たすことができる。

「文化中国・四海同春」アジア芸術団は、2月23日から3月4日まで横浜、名古屋、大阪と神戸の4都市で公演する。

                                                                                                                                                      (東京2月22日発新華社)

注1イ族のわらべうた。アシリシは「仲良し」の意

注2道標や境界石として使う積み石のこと。神霊の住まいとして祭られる。