胡錦涛総書記,気候変動対応への一層の取り組み強調
2010/02/25

 

中国共産党中央政治局は22日午後、2020年に温室効果ガス排出抑制行動目標を実現する問題について第19回集団学習を行った。胡錦涛総書記は学習を主宰し、次のように強調した。われわれは小康(わりあいゆとりのある)社会の全面的建設、社会主義近代化の加速という大局から出発し、気候変動対応で中国の発展に対して出される新たな要求を科学的に判断し、気候変動対応の重要性、緊急性、困難性を十分認識しなければならない。意思を統一し、任務を明確にし、信念を固め、地道に活動し、気候変動対応を中国の経済・社会発展の重要な戦略、経済発展パターンの転換加速、経済構造調整の大きなチャンスとし、気候変動対応の諸活動に一層しっかり取り組み、2020年の排出抑制行動目標の実現を確実なものにしなければならない。

中国社会科学院都市発展・環境研究所の潘家華研究員、国家発展・改革委員会エネルギー研究所の徐華清研究員がこの問題について解説し、意見と提案を述べた。

政治局委員らは解説を真剣に聞き、また関係の問題について討論した。

胡錦涛氏は学習を主宰し、次のように指摘した。地球の気候変動は人類の生存と発展に深い影響を与え、各国が共に直面する重大な挑戦(試練)となっている。気候変動に適切に対応するのは中国の経済・社会発展の大局にかかわり、中国人民の根本的利益にかかわり、世界各国人民の幸福にかかわることである。長年、われわれは中国人民と世界各国人民に責任を負う態度で、気候変動問題を常に非常に重視し、「国連気候変動枠組み条約」に調印し、「気候変動対応国家プラン」を実施し、2005年から2010年までの単位国内総生産(GDP)当たりエネルギー消費と主要汚染物質排出の削減、森林面積率の向上など拘束力のある国家指標を打ち出し、省エネ・排出削減を強力に推進し、気候変動に対応する諸活動に真剣に取り組み、大きな成果を収めている。

胡錦涛氏は次のように強調した。中国は2020年の温室効果ガス排出抑制行動目標を定めた。これは国情に基づき、論証を繰り返した末の自主的行動であり、科学的発展観を貫き、実行する重要な措置であり、資源節約型の環境にやさしい社会と革新(イノベーション)型国家建設の重要な内容で、経済・社会の(質、効率が)良好で速い発展の実現に重大で深い意味をもっている。

胡錦涛氏は次のように強調した。気候変動は結局のところ発展の問題であり、発展の中で正しく対応し、絶えず推進していくほかない。気候変動対応はシステム工学であり、温室効果ガス排出抑制および経済・社会発展の多くの面にかかわっており、経済・社会発展の大局から出発し、全体に配慮する必要がある。2020年の排出抑制目標を実現するにはたゆまず刻苦努力する必要がある。われわれは科学的発展観を徹底させ、実行に移し、省資源・環境保護の基本国策を常に堅持し、全面的に実行に移し、持続可能な発展戦略を深く実施し、エコ文明づくりを強化し、資源環境の受け入れ能力に基づいて経済・社会発展を計画し、省エネ、エネルギー効率向上にしっかり取り組み、気候にやさしい技術の研究開発・普及に力を入れ、気候変動対応能力を絶えず高めるようにしなければならない。

胡錦涛氏は次のように指摘した。2020年の排出削減行動目標実現は当面と今後しばらくの気候変動対応の戦略的任務である。各級党委と政府は中央の政策決定・配置のもとに意思を統一し、責任を明確にし、仕組みをより完全にし、排出抑制に対する指導を強化し、気候変動対応と排出抑制目標を経済・社会発展計画に組み入れ、目標へのステップ、活動の重点、政策・措置を研究、策定し、責任、措置、活動を実行し、各地方、各業種、各重点分野の任務達成に努め、全国の排出削減目標の実現を確かなものにしなければならない。気候変動対応の法律、政策、システムを整え、管理体制と活動の仕組みを完全なものにし、気候変動対応で法制化の軌道を進むよう促さなければならない。産業政策、財政・租税政策、融資政策、投資政策を整備し、気候変動対応政策・措置の実施を保障する能力を高めなければならない。気候変動対応と排出抑制の広報活動と教育を強化し、社会全体の参加意識を高め、省エネ・排出削減を全人民の自覚した行動に変え、社会全体が生産の発展、生活の富裕化、良好な生態という文化的発展の道を進むようにしなければならない。

胡錦涛氏は次のように強調した。われわれは共通だが差異ある責任の原則を堅持し、発展途上国に見合った責任を担い、気候変動対応の国際協力に積極的に参加し、発展途上国の気候変動対応能力向上を支援し、引き続き世界の気候変動対応に積極的に貢献しなければならない。