今後も気候変動対応を各国と推進 温家宝首相

    温家宝首相は14日、「なぜいつも中国に言いがかりをつけるのか、いまも分からない。気候変動問題は人類の生存にかかわり、各国の利益にかかわり、世界の公平と正義にかかわるものである」と強調し、中国が「共通だが差異のある責任」の原則を堅持することは完全に正しいことで、われわれは今後も引き続き世界各国と共に気候変動に対応するプロセスを推進すると表明した。

    第11期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の記者会見で、米国の記者がいわゆる「中国は昨年12月のコペンハーゲン気候変動会議で傲慢だった」とされる問題について質問に答えたもので、さらに次のように述べた。

    ▽人が中傷しようと、心に恥じるところはない。しかし、あなた(質問者)が真相を明らかにする機会を与えてくれたことにまずは感謝しなければならない。昨年12月17日、つまりコペンハーゲンでの首脳会議の一日前の夜、デンマークの女王が各国指導者のために宴会を開いた。その宴会で私は欧州の一人の指導者から、その日の夜に少数の国が参加する会議が開かれることを知った。彼が私に見せたリストにははっきりと中国の名前が記されていた。私はなんの通知も受け取っていなかったので驚いた。その時、新興大国の一人の指導者が私に会いにきて、話さなければならない緊急のことがあると言った。彼は私に、欧州の一人の指導者から、その夜に会議があるという通知を受け取ったことを教えてくれた。私は彼に通知を受け取っていないことを伝えた。宿舎に戻り、わが国の関係者を緊急招集して問いただしところ、わが代表団は通知を受け取っていないことが確認された。

    ▽こうした状況を受け、第1に会議事務局に問い合わせること、第2に楊潔チ(竹かんむり+褫のつくり)外相が米国務長官に電話して真相を伝えること、第3に通知を受け取ってなかったが何亜非外務次官を会議に出席させること―を決定した。

    ▽何次官は会議に出席し、まず政府代表団を代表して抗議し、「招かれなかったが出席した」と述べた。

    ▽なぜ中国に通知がなかったのか。これまでわれわれに対していかなる説明もなく、いまもなぞだ。

    ▽コペンハーゲンでの60時間に私はドイツ、英国、日本などの指導者と会見し、インド、ブラジルなどの指導者と会見し、77カ国グループ、非同盟グループおよび島嶼国の代表と会見した。私はオバマ米大統領と2回会見し、長時間話し合った。また国連事務総長、会議主催国デンマークの首相とも会見した。中国政府代表団が行った多くの仕事はだれもが認めるものだ。

    ▽会議が困難にぶつかり、多くの国の指導者が帰ろうとしていた時に私は各国と調整し、各国と共に努力し、最終的にコペンハーゲン合意に達した。この成果はたやすく得られたものではなく、各国の重大な利害にかかわる問題で収めることが可能な最良の成果でもある。

    ▽会議が終わり、中国は今年1月、国連事務総長とデンマーク首相に書簡を送り、コペンハーゲン会議の決議を高く評価し、支持する立場を断固表明した。最近も中国は国連に書簡を送り、コペンハーゲン会議の決議を全面的に支持する立場を表明し、また中国を「コペンハーゲン合意」を支持するリストに加えることを申し入れた。    (北京3月14日発新華社)