中国 エネルギー管理士制度づくりへ日本の専門家が指導

    日本エネルギーセンターが国家エネルギーセンターとのテーマ交流(2月8日)での合意に基づいて専門家を派遣し、中国側が進めているエネルギー管理士の実験(モデル事業)について現場での指導・交流を行っている。同センター国際協力本部長縫部綴氏の率いる日本側の専門家一行3人は山東と天津で、実験を推進、実験に参加している中国側関係者と交流を行った。これには山東省と天津市のエネルギー管理士制度研究課題組(チーム)のメンバー、省エネ主管官庁の職員、企業代表計120人余りが参加した。

    双方のセンターが事前に十分な連絡をとり、話し合いをしていたことから、今回の交流は内容が豊富で、目的によくかなっていたという。日本のエネルギー管理システムの概要、エネルギー管理士の選任と職務の説明、資格取得と試験制度などが含まれるほか、熱と電気2種類のエネルギー管理士の業務内容と技術基準、試験の出題範囲と傾向などについても詳細な説明が行われた。

    中国からの参加者は、日本側専門家の説明の内容およびエネルギー管理士制度の研究と実験でぶつかった問題について、相互交流を進めた。討議された主な問題は、企業におけるエネルギー管理士は専任か兼任か、エネルギー管理士の資格と給与や昇進との関係、企業の首脳がエネルギー管理士の提案をどう尊重するかなど。これらの質問は現実性が強く、一定の深まりがあり、日本側は真剣に答えていた。

    国家エネルギーセンターが日本エネルギーセンターと交流したのはセンター設立後初めて。今回の活動が成功したことは、中日省エネ交流協力の新たな一ページが開かれたことを示しており、中国が日本のエネルギー管理士制度を参考にして、その国情にあった省エネ管理制度をつくるうえで積極的な役割を果たすと期待されている。    (国家発展・改革委員会ウェブサイト)