温家宝首相が国務院西部地区開発指導小組第2回会議を招集

    国務院西部地区開発指導小組組長の温家宝首相は26日、同指導小組の第2回全体会議を招集し、2009年の西部大開発の進展状況と10年の活動予定に関する発展改革委の報告を聴取、西部大開発戦略の徹底実施に関する若干の意見について審議した。

    会議には国務院西部地区開発指導小組副組長の李克強副首相が出席した。

    会議では次のように確認された。2009年は西部地区の経済・社会発展で困難にひるまず、めだった成果を収めた一年だった。国務院は国際金融危機に対応して西部地区経済の安定した比較的速い発展を維持するための意見など一連の政策・措置を適時に研究、公表し、内需拡大、構造調整、成長確保、開放促進における西部地区の重要な役割を一層よく果たした。西部地区の広範な幹部・職員労働者は中央の諸々の政策決定・部署配置を揺るぎなく貫徹実行し、経済成長の落ち込みから比較的早く抜け出し、地域の調和のとれた発展に新たな貢献をした。

    会議では次のように指摘された。2010年は引き続き国際金融危機に対応する大事な年で、西部大開発戦略の過去から未来へつなぐ大事な年でもある。科学的発展観を掘り下げて貫徹実行し、西部大開発を着実に進め、経済回復・好転の基調を定着させるべきだ。以下の活動に重点的に力を入れる必要がある。一、西部地区経済の安定した比較的速い発展を維持する。引き続き中央財政の西部地区に対する移転支出(地方財政調整制度)と各種特定資金による支援度を強め、発展促進のための諸政策・措置を徹底させる。二、基盤施設(インフラ)と生態環境の整備を強化する。総合交通網の規模を拡大し、重点水利施設、石油・ガス管網、送電網、通信などの基盤施設の整備を進める。退耕還林(耕作をやめて耕地を林地に戻すこと)、退牧還草(放牧をやめて牧野を草地に戻すこと)の成果を定着させ、環境保護と省エネ・排出削減を強化する。三、特色ある優位産業を大いに発展させる。経済発展パターンの転換を加速し、地域の自主革新(イノベーション)能力を増強し、農業・牧畜業の産業化を推進する。鉱物資源の調査を強化し、資源の製品転化・利用レベルを高める。エネルギー・化学工業や鉱物資源の加工業の集約的発展をはかり、一群の装置製造業拠点を育成し、戦略的新興産業を大いに発展させ、一群の有名な観光名所とルートをつくる。四、社会事業の発展と民生改善を積極的に推進する。義務教育を基礎とする教育事業を優先的に発展させ、各種人材の養成、誘致と交流を強化する。基本年金と医療保険のカバー範囲を拡大する。大学生の自主起業への支援を強め、農民の起業・就業対策に取り組む。基本公共文化施設の整備を強化する。農村の「水道・電気・道路・メタンガス・住宅」建設への投資の度合いを強める。五、各種の地域の調和のとれた発展をはかる。国が打ち出した少数民族と民族地区、重点経済区の発展を支援する政策を徹底させる。集中した、広い範囲の特殊困窮地区における開発・堅塁攻略の事前研究を繰り広げる。六、体制・仕組みの刷新を加速し、対内対外開放を拡大する。西部地区で東・中部地区からの産業移転を積極的に引き受ける。周辺諸国との経済・貿易・文化交流を強化する。重点開発・開放試験区の建設を推進する。国境地帯の検問所の基盤施設の整備水準を高める。七、災害復旧復興任務の達成に努める。被災地の大衆がすべて恒久的住宅に住めるようにし、公共サービス水準を全面的に回復、向上させ、交通、通信、水利、エネルギーなどの基盤施設の復旧・再建を加速する。今年9月末までに、災害復旧・復興の主要な任務をほぼ完了する。

    会議では次のように指摘された。今年は西部大開発戦略実施10周年にあたる。10年来の成果と経験を真剣に総括し、今後10年の大開発戦略実施の目標と要求を全面的に企画し、西部地区の経済・社会の跳躍型発展を促進し、民族の団結と社会の調和・安定をはかり、小康社会(わりあいゆとりのある社会)を全面建設する目標の実現のために努力しなければならない。

    (北京3月26日発新華社)