玉樹地震の復旧復興を検討・手配 温家宝首相が国務院常務会議招集

    温家宝首相は19日、国務院常務会議を招集し、玉樹地震の震災復旧・復興について検討し、手はずを整えた。

    会議では次のように指摘された。玉樹地震の震災復旧復興は被災地の差し迫った民生問題と長期的発展にかかわり、三江源地区(長江、黄河、瀾滄江の源)の生態系保護にかかわり、諸民族の団結と社会の調和・安定にかかわり、意義が大きい。同時に復旧復興活動は高冷・酸素不足、施工期間の短さ、交通の不便さ、生態系の脆弱さ、建築資源の著しい不足など特殊な困難にも直面しており、任務は困難で重い。人間中心(人を以て本となす)を堅持し、民生保障を優先的位置にすえ、少数民族の文化・習俗と信仰を尊重し、生態環境の保護を重んじなければならない。そして被災地の各級政府が主導し、広範な幹部大衆が主体になり、中央が強力に支援し、各方面が積極的に援助し、法律に基づいて科学的に統一的計画をたて、強力かつ整然と効果的に復旧復興の諸活動を推進しなければならない。

    会議では、3年をかけて復旧復興の主要な任務をほぼ完了して、被災地の基本的生産・生活条件と経済・社会発展が震災前の水準を全面的に回復しかつそれを超えるようにし、生態系がすばらしく、特色が鮮明で、経済が発展し、安全で調和した社会主義の新しい玉樹を建設するためのしっかりした基礎を築くことが打ち出された。そのため、第一に都市・農村住民の住宅復旧・再建を優先的位置にすえ、農村の住宅の復旧・復興を先行させる。修復できるものは、急いで修理・補強を進める。再建が必要なものは大衆の意思を尊重し、適切な再建形式と建築様式を選択する。建設地は重大な災害の危険性がある地帯を避ける。第二に教育、衛生など公共サービス施設の復旧・再建を優先的させ、強制的建築基準規範を厳格に実行し、学校、病院を最も安全、強固で、大衆が最も安心できる建物に造りあげる。宗教活動場所の復旧・再建を統一的に手配し、民族・宗教・文化遺産の救出と保護を強化する。第三に主要幹線道路、農村道路および民間航空、郵便、通信施設を重点に、インフラ機能の回復をはかる。自由市場、商業店舗、生産財取引市場のほか、食糧・油脂貯蔵施設の復旧再建を急ぎ、市場の供給能力を高め、大衆の基本的生活を保障する。第四に被災地の各種生産施設の復旧を急ぎ、農産物・副業産品の加工、少数民族の特色ある工業への支援度を強め、就業ルートを広げ、大衆の所得水準を高める。第五に自然回復と人工対策を合わせて、生態系を徐々に修復する。三江源自然保護区の生態系保護を軸に、天然林保護、退牧還草(放牧をやめて牧野を草地に戻すこと)などの重点生態プログラムの実施度を強め、水源涵養区、自然保護区の管理保護施設の復旧・再建を進める。

    会議では、玉樹地震の復旧・復興に必要な資金は主に中央財政でまかなうようにし、今年中央財政に90億元(1元=約14円)の特別資金を計上、来年・再来年も引き続き相応の額を計上することが決まった。

    会議では他の事項も検討された。

(北京5月19日発新華社)