新疆工作座談会開く 胡錦涛主席が今後の目標提起

 

    中国共産党中央委員会と国務院が主催する新疆工作座談会が17日から19日まで北京で開かれた。

    座談会には胡錦涛党総書記・国家主席・中央軍事委主席はじめ党中央政治局常務委員の呉邦国全国人民代表大会(全人代)常務委員長、温家宝首相、賈慶林人民政治協商会議(政協)全国委主席、李長春氏、習近平中央書記処書記・国家副主席、李克強副首相、賀国強中央規律検査委書記、周永康中央政法委書記が出席した。

    座談会で胡錦涛党総書記・国家主席・中央軍事委主席が重要演説を行った。

    胡錦涛氏は演説の中で次のように強調した。新疆での活動の長期的実践によって、中央の各時期の方針・政策が完全に正しいもので、わが国の国情、新疆の実情、新疆各民族人民の根本的利益にかなったものであることが示された。新疆を発展させる活動の貴重な経験を真剣に総括し、絶えず豊かにし、新たな情勢の下での活動に確実に取り組まなければならない。新疆の経済・社会が急速に発展している情勢の下、次の点をはっきりと見て取らなければならない。歴史、自然、社会など多くの面の要因による影響で、新疆はわが国東部地区との発展格差が依然として比較的大きい。新疆は全国と同様に、社会の主要な矛盾は依然として人民のますます増大する物質的、文化的ニーズと遅れた社会生産の間の矛盾である。同時に新疆には祖国の分裂をはかる勢力の活動がある。このために新たな情勢の下での新疆の活動にしっかり取り組むには、飛躍的発展と末永い安定をはかるという、この重大かつ緊急の任務を中心に進めなければならいことが決定づけられている。

    胡錦涛氏は新たな情勢下の新疆の活動の目標・任務について次のように指摘した。▽中国の特色ある、新疆の実情にかなった発展の道を堅持し、経済建設、政治建設、文化建設、社会建設およびエコ文明建設と党の建設を全面的に推進し、2015年までに新疆の1人当たり域内総生産(GDP)を全国の平均水準に到達させ、都市・農村住民の収入と1人当たり基本公共サービス能力を西部地区の平均水準に到達させ、インフラの条件を顕著に改善し、自己発展能力を顕著に高め、民族団結を顕著に強化し、社会安定を顕著に固める。▽2020年までに新疆の調和した発展、人民の富裕、良好な生態環境、民族の団結、安定した社会、辺境の強化、文明の進歩をはかり、小康(わりあいゆとりのある)社会を全面的に建設するという奮闘目標の達成を確保する。▽2012年までに都市・農村住民をカバーする基本医療衛生制度を初歩的に確立し、各民族大衆が近代的な文化的生活を送ることができるようにする。▽就業行動計画を全面的に推進し、より多くの就業を創出し、各民族大衆の就業能力を高め、貧困対策開発の度合いを強め、農村低所得者に対して貧困対策を全面的に実施して、2020年までに絶対的貧困を基本的になくす。

    胡錦涛氏はまた次のように強調した。発展によって安定をはかり、安定によって発展を確保することを堅持する。憲法と法律を断固として全面的に厳格に守り、社会管理体制を整え、末端活動と大衆活動を強化し、思想政治活動を強化し、党と政府が主導する大衆の権益を守る仕組みを整える。社会治安総合対策を強化し、平安づくりを深く推進し、民族の分裂をはかる勢力に旗幟鮮明に反対し、取り締まり、人々の平穏な暮らしと社会の安定・秩序を確保する。

    温家宝氏は活動の手配について演説し、次のように述べた。新たな情勢下で新疆の経済・社会の急速な発展を促すため、政策による支援の度合いを強めなければならない。中央は次のように決定した。▽新疆で真っ先に資源租税・費用改革を実施し、原油、天然ガス資源税を従量制から従価制に転換する。▽新疆の困窮地区で条件にかなった企業に対して企業所得税の「2年間免除、その後3年間半額」の優遇措置を実施する。▽中央の投資を新疆自治区と建設兵団に傾斜させ、第12次5カ年計画期(2011―15年)に新疆の社会固定資産投資規模を第11次5カ年計画期(2006―10年)の2倍余りにする。▽各種銀行機関が辺境地区に営業所を設けることを奨励し、株式制商業銀行と外資銀行が新疆に出先機関を設けることを奨励する。▽建設用地の規模を適切に拡大し、新規建設用地の未利用地使用比率を高める。▽新疆で資源の優位性があり、地元と周辺地区に市場の需要がある業種への参入規制を適度に緩和する。▽天然ガス利用政策を徐々に緩和し、地元利用規模を拡大する。

    周永康氏が座談会をしめくくる演説を行った。

(北京5月20日発新華社)