大陸と台湾のECFA調印 経済 貿易 投資協力を強化へ

    海峡両岸関係協会(海協会)の陳雲林会長と海峡交流基金会(海基会)の江丙坤理事長は29日午後、重慶で「海峡両岸経済協力枠組み協定」(ECFA)に調印した。

    協定によると、双方は平等互恵・漸進の原則に従い、海峡両岸の経済・貿易関係を強化する考えで一致した。双方は、世界貿易機関(WTO)の基本原則に従い、双方の経済条件を考慮して、相互間の貿易・投資における障害を徐々に減らすかなくし、公平な貿易・投資環境を築くことで合意した。ECFAの調印を通じて、双方の貿易・投資関係を一層増進し、両岸の経済繁栄・発展に役立つ協力メカニズムをつくる。

    協定は締結の目標として、次の点を挙げている。双方の間の経済、貿易、投資協力を強化、増進する。双方のモノ、サービス貿易の一層の自由化を促進し、公平、透明、円滑な投資とその保障メカニズムを徐々に確立する。経済協力分野を拡大し、協力の仕組みを確立する。

    双方はまた次のように合意した。双方の間のモノ貿易における多数の実質的関税・非関税障壁を徐々に減らすかなくする。サービス貿易における多くの部門にかかわる制限措置を徐々に減らすかなくする。投資保護を供与し、双方向の投資を促進する。貿易・投資円滑化と産業交流・協力を促進する。

    双方は、協定発効後6カ月以内にモノ貿易協定、サービス貿易協定、適切な紛争解決手続きおよび投資保護メカニズムなどの問題について協議し、早期の合意を目指すことで合意した。

    協定は次のように規定している。協定の効果を強化、拡大するため、両岸双方は経済協力を強める。協力分野は次の内容が含まれるが、これに限らない。▽知的財産権の保護・協力▽金融協力▽貿易促進および貿易円滑化▽税関協力▽電子商取引協力▽双方の産業協力配置と重点分野を研究し、重要な事業協力を推進し、産業協力における問題を協調して解決する▽双方の中小企業協力を推進し、その競争力を高める▽双方の経済・貿易団体の出先機関相互開設を促進する。

    双方は協定の目標実現を急ぐため協定発効後6カ月以内にモノ貿易のアーリーハーベスト(関税先行引き下げ)計画の実施を開始し、協定発効後サービス貿易のアーリーハーベスト計画を迅速に実施することで合意した。

    協定によると、双方はまた「両岸経済協力委員会」を設置する。委員会は双方が指定する代表で構成され、協定にかかわる事項の処理を担当する。その事項には▽協定の目標実行に必要な協議▽協定実施の監督と評価▽協定の規定解釈▽重要経済・貿易情報の通報▽協定第10条の規定に基づく、協定の解釈、実施、適用にかかわるすべての紛争の解決―が含まれる。

    協定調印後、双方はそれぞれ手続きを終えた後、書面で相手側に通知する。双方が相手側の通知を受け取った翌日に協定は発効する。(重慶6月29日発新華社)