中国の上半期経済成長率11・1%

 

    中国国家統計局は15日、今年上半期の国内総生産(GDP)は17兆2840億元(1元=約13円)で、比較可能な価格で計算して前年同期比11・1%増となり、前年同期の伸び率を3・7ポイント上回ったと発表した。

    国家統計局の盛来運報道官は同日の国務院新聞(報道)弁公室主催の記者会見で、「国民経済は全体的に好調で、マクロコントロールの目指す方向に引き続き進んでいる」と述べた。

    初歩的試算によると、上半期の第一次産業の生産額(付加価値ベース)は前年同期比3・6%増の1兆3367億元、第二次産業は13・2%増の8兆5830億元、第三次産業は9・6%増の7兆3643億元だった。

    農業生産は安定を維持し、工業の伸び率が全体的に比較的大きかった。夏収穫食糧の生産量は1億2310万㌧で、前年より0・3%少なく、39万㌧の減産となったが、新中国成立以降3番目の高収穫だった。一定規模(本業の年間売上高500万元)以上の工業企業の生産額(付加価値ベース)は前年同期比17・6%増で、前年同期の伸び率を10・6ポイント上回った。

    固定資産投資の伸び率が再び高いレベルで安定し、市場の販売が比較的大きく伸びた。上半期の社会固定資産投資は前年同期比25・0%増の11兆4187億元、社会消費財小売総額は18・2%増の7兆2669億元だった。

    貿易が比較的大きく回復し、貿易黒字が著しく減少した。上半期の輸出入総額は前年同期比43・1%増の1兆3549億㌦で、そのうち輸出が35・2%増の7051億㌦、輸入が52・7%増の6498億㌦で、輸出入を相殺すると、553億㌦の貿易黒字となった。

    都市農村住民の収入が引き続き増加した。上半期の都市部(都市と町)1人当たり可処分所得は前年同期比10・2%増の9757元で、物価変動の影響を除いた実質で7・5%増となった。農村住民の1人当たり現金収入は12・6%増の3078元で、実質9・5%増となった。

    盛報道官は次のように述べた。現在、経済をとりまく国内外の環境は依然として複雑で、矛盾と困難が少なくない。引き続き積極的な財政政策と適度の金融緩和政策を実施し、マクロ経済政策の連続性と安定性を保ち、的確性と柔軟性を高め、政策実施の度合い、テンポ、重点を加減し、経済の構造調整と発展パターン転換に力を入れ、経済体制改革を深め、経済の安定した比較的速い発展を維持しなければならない。(北京7月15日発新華社)