中国現代化学術セミナーが台北で開幕

    海峡両岸関係協会(海協会=大陸側の対台湾民間交流の窓口)と台湾「中国現代化(近代化)促進学術研究基金会」が主催する第15回中国現代化学術セミナーが2日、台北で開幕し、海協会の張銘清副会長と海峡交流基金会(海基会=台湾側の対大陸民間交流の窓口)の江丙坤理事長が出席した。張副会長は会議であいさつし、次のように述べた。

    歴史的転換点となった2008年以降、両岸関係(大陸と台湾の関係)は、大きな進展を収めている。海協会と海基会は、協議を再開し、5回の会談を行い、14の取り決めに調印し、一つの共通の認識を確認した。

    海協会と海基会は6月29日、重慶で両岸関係の一里塚となる経済協力枠組み協定(ECFA)に調印した。ECFAの調印が、両岸同胞に幸せをもたらし、中華民族全体の利益を拡大し、両岸関係の新しい局面を切り開くものと信じている。

    わずか2年の間に、両岸は直接、双方向、全面的な「三通」(通商・通航・通郵)を実現した。海峡両岸は、すぐ近くにいながら、数々の障害によって、顔を合わすことができない状態から、いつでも、どこからでも訪れることができる状態に変わっている。両岸同胞がともに努力し、手を携えて協力し、2008年の世界的金融危機に連携して対応した結果、両岸の経済は、わずか2年の間に回復した。わずか2年の間に、両岸の同胞は、苦楽を共にし、手を携えて汶川地震や「八八水害」などの深刻な自然災害を乗り越え、海峡両岸が同じ歴史のルーツをもち、同じ血で結ばれている運命共同体であることを示した。

    1992年以降、中国現代化学術セミナーは、両岸の交流と協力を促す願いに沿って、両岸の各界関係者が交流を進めるプラットホームを構築した。このプラットホームで、両岸の学者は英知と才能を十分に発揮し、中国の現代化にみられる現実的な問題について話し合い、中華民族が現代化事業で収めた成果を確認してきた。そのために基金会は貢献してきた。そのことに我々は心から感謝している。

    今回のセミナーが、両岸同胞が共に関心を寄せている議題に焦点を当て、環境問題と文化教育問題を重点的に討議するのは、両岸関係を平和的に発展させる要請に応えて、学術交流の分野を拡大し、学術交流の内容を豊かにし、両岸関係の平和的発展を促す新しい局面を切り開くことに、より大きな貢献をするためだ。

    江理事長は、次のようにあいさつした。海協会と海基会が協議を再開した2008年以降、海協会と海基会は14件の取り決めに調印し、一つの共通認識を確認し、大きな成果を収めた。これらの成果は効果をあげはじめている。ECFAの調印は、両岸の経済貿易関係における重要な一里塚であり、台湾経済の発展史における一里塚でもある。ECFAは、台湾商品の輸出競争力を大幅に高めることができる。

    さらに次のように述べた。様々な理由から、1993年から2008年までの15年間、海基会と海協会の協議は、中断されていた。しかし、この15年間に、両岸の専門家と学者は、中国現代化学術セミナーなどを通じて、両岸の経済貿易交流や文化交流のために重要な貢献をしてきた。そのことに感謝する。今回のセミナーが成功を収め、共通認識を確認し、両岸関係部門の今後の協議のために、また海基会と海協会の今後の協議のために提言、知的支援を行ない、両岸の交流と協力をさらに促進することを望んでいる。

    期間2日のセミナーでは、両岸の40人余りの専門家と学者が「深刻な自然災害の予防と救助と被災地の再建」「両岸の簡字体と繁字体と専門用語に関する問題」「文化産業と創意研究」「儒家思想の研究と現代社会の誠実さに関する理念の再構築」「団地の教育と発展」を重点的に討議する。(台北10年08月02日発新華社)