甘粛省舟曲県土石流の死者127人 行方不明1294人 対策本部発表
2010/08/09

    甘粛省甘南チベット族自治州舟曲県大規模土石流災害対策本部は8日午後9時までの集計として、死者127人、負傷者88人で、行方不明者は初歩的集計で1294人と発表した。死傷者と財産の損害の確認が続けられている。

    7日夜11時ごろ、ブン(さんずい+文)川地震の激甚被災地である舟曲県の県都の北東部の山間部に突然強い雨が降り、40分余り続き、最大の降雨量は90ミリ余りに達した。二つの谷で大規模な土石流が起き、県政府所在地の月圓村を含む幅約500メートル、長さ約5キロの区域が埋まって平地になった。この地域の住民は2000人近くで、土石流で300戸前後が埋まり、大小20棟余りのビルが損壊した。土石流は県内を流れる白竜江に流れ込み、せき止め湖ができた。土石流のために県都の被災地域の半数近い建物が損壊し、せき止め湖ができたために県都の一部通りが冠水し、白竜江の市街地区間両岸の大部分のビルと平屋が浸水し、一部家屋が傾いた。

    甘粛省と舟曲県は直ぐに緊急措置を発動した。蘭州軍区から3000人余りの解放軍兵士と二つの部隊の医療チーム、1300人余りの武装警察将兵、1700人余りの警察官、消防士が被災地に入り、救助活動を行っている。これまでの救助活動で被災者680人余りが救出され、医療関係者が負傷者を治療している。重傷者10人が地元以外の病院へ搬送されている。地元政府は犠牲者の遺族に葬儀埋葬費を支給することにしている。

    全力の補修作業で、これまでに被災地につながる国道1本と省道2本が基本的に通行可能となり、電力と移動通信が一部復旧した。給水がストップしているが、地元政府は井戸を見つけており、早急に被災者の飲料水供給を始めるとしている。

    (甘粛省舟曲8月8日発新華社)