温家宝首相が土石流被害の甘粛省舟曲県に入る 人命救助強調
2010/08/10

    中国の温家宝共産党中央政治局常務委員・首相は8日午後6時ごろ、大規模な土石流に襲われた甘粛省甘南チベット族自治州舟曲県の県政府機関で会議を開いた。関係の報告を聞いた後、災害救助活動について手配を行った。

    温首相は当面の重点的活動して次の点を挙げた。1、人命救助を重点とし、力を集中して生存者を救出する。2、土砂を早急に取り除く。3、せき止め湖処置プランの策定を急ぐ。4、損壊したインフラの復旧を急ぐ。5、被災者の避難先を手配する。6、負傷者の治療を急ぎ、衛生防疫活動を強化する。7、長期的見通しに立った災害復旧復興を計画する。8、災害救助活動の報道を公開、迅速、正確に行う。

    温首相は次のように強調した。地方党委員会と政府は各級組織の役割を十分生かし、模範として先頭に立つ党員幹部の役割を十分発揮させ、人々をリードして災害救助を行わなければならない。被災者に対してきめ細かい精神面のケアを行い、社会秩序を維持し、社会の安定を守らなければならない。二次災害を防ぎ、救助活動にあたる将兵の安全を保障しなければならない。

    温首相は各作業チームと地方党委、政府が緊密に協力し、迅速に行動するよう求め、土石流に埋まった人の救助にとって、いまが最も重要な時で、現在から夜まで救助活動を一刻も休まず、夜間も続けなければならないと強調した。

    国家水害干害対策本部長の回良玉党中央政治局委員・副首相も会議で演説した。

    午後9時ごろ、温首相と回副首相は県人民病院に行き、負傷者を見舞った。

    午後11時ごろ、温首相は再び会議を開き、災害救助措置の実施状況について関係機関から報告を受け、水害対策と救助活動のさらなる手配を行った。

    7日夜11時ごろ、同県県都の北東部の山間部で突然激しい雨が降り、大規模な土石流災害が発生し、多くの家屋が損壊し、多数の死傷者が出た。土石流が県内を流れる白竜江に流れ込み、せき止め湖ができた。

    8日未明、災害を知り、温首相は急いで甘粛省の責任者に何度も電話をかけ、状況の把握に努め、災害救助を要請した。昼には特別機で被災地に向かった。機内で緊急会議を開き、国務院に臨時対策本部を設置することを決め、具体的手配を行った。

    被災地に早く入るため、甘粛天水空港に着いた後、温首相はヘリコプターに乗り換えた。ヘリは秦嶺山脈を越え、60分余りの飛行で県都に到着した。

    (甘粛省舟曲8月9日発新華社)