晩稲・秋収穫食糧生産の一層の支援措置国務院常務会議で検討
2010/08/15

 

    温家宝首相は11日国務院常務会議を招集し、晩稲と秋収穫食糧の生産を一層支援するための政策・措置を検討、手配した。

    会議では次のように指摘された。今年の夏収穫食糧の生産量は昨年のレベルに近いが、秋収穫食糧は年間食糧生産の70%以上を占めており、年間食糧生産目標の達成は秋収穫食糧にかかっている。秋収穫食糧の豊作を勝ち取り、食糧生産が安定して伸びるよい勢いを維持することは、市場の供給を保障し、インフレ予想を管理し、経済の安定した比較的速い発展を促すうえで重要な意義がある。今年、全国の秋収穫食糧の面積は昨年より増える見込みで、作柄は全体的によく、豊作をかちとる基礎は整っている。同時に、秋収穫食糧の生産で不利な条件があることも見て取るべきだ。低温続きと洪水・冠水の影響を受けて、早稲の収穫が一様に遅れ、それに応じて晩稲の田植え時期が遅れており、後期に「寒露風」(注)のリスクが増大し、病虫害の脅威が大きい。増水期に入ってから、多くの地域でひどい洪水・冠水災害が発生し、農作物の被災面積が大きく、東北地区の秋収穫食糧は春の種まきの遅れにより、早霜に遭うリスクが例年より増えている。現在秋収穫食糧は生長・発育と収量形成の大事な時期を迎えており、「生長と早熟の促進、寒露風、早霜と病虫害の防止」を軸にして、作業措置を強化し、支援度を強め、全力をあげて晩稲と秋季食糧の好収穫をかちとり、年間の食糧生産量目標の達成を確保しなければならない。

    会議では晩稲と秋収穫食糧の生産支援の政策・措置が決まった。第一に政策の実施にしっかり力を入れる。中央財政に11億元(1元=約13円)の資金を計上して、南方の二期作晩稲7300万ムー(約487万㌶)と東北地区のジャポニカ米6000万ムー(400万㌶)の施肥拡大、熟成促進、病虫害防除の助成に充てる。農業強化・農民優遇の諸政策を引き続きしっかり実行に移し、補助資金が迅速な現場に届き、技術サービスが徹底されるようにする。第二に災害対策・減害に取り組む。農業の防災減災警戒情報を適時に発表し、災害対策の指令を強化し、災害後の生産回復に力を入れる。防災マニュアルを策定し、防備措置を徹底させ、災害の影響を軽減して、災害のひどい地区では減収幅を少なくし、軽い地区では減収にならないようにする。第三に技術指導を強化する。それぞれの地域、生育状況に応じて、肥料・水を科学的に使って、作物の生育プロセスを速める。科学技術による食糧増産行動を引き続き繰り広げ、3100の秋収穫食糧1万ムー多収穫モデル地創設活動に着実に力を入れる。宣伝・訓練を強化して、技術普及率を高める。第四に病虫害の予防・抑制を強める。病虫害の発生を科学的に監視し、重大病虫害予防抑制マニュアルを整備する。第五に秋から冬にかけての作付け作業を繰り上げて進める。気候変動の食糧生産に対する影響を適時に分析し、作物の配置と付帯技術措置を合理的に決め、技術プランを作成・整備する。農業資材の供給を早めに手配し、種子の過不足調節をしっかりやって、生産の必要を満たすようにする。会議は各地域、関係各省庁に対し、付帯措置を定め、督促・指導を強めて、諸作業を徹底させるように要請した。

    会議ではその他の事項も検討された。

                                                                                                                                                     (北京8月11日発新華社)

    注南方で二十四節気の一つ寒露(10月8―9日)のころに現れる寒気。冷害の原因となる。