規模が秦始皇帝兵馬俑を上回る古代石像群湖南南嶺で発見
2010/08/19

 

    湖南省永州市道県に展開する南嶺山脈の奥地で、規模が秦始皇帝兵馬俑を上回る古代石像群が発見された。永州市で開かれた17日の湖南江西広東広西考古フォーラムで明らかにされた。

    湖南省道県管理所の唐忠勇所長は「数の多さ、工芸技術の独自性、時代の古さ、内容の多さからみても、この石像群は、世界の奇跡の一つと言える」と語っている。

    石像群が発見された鬼サイ(山の下に思)嶺祭祀遺跡は、湖南省道県祥霖鋪鎮田広洞村から南へ1キロ行った鬼サイ嶺(南嶺山脈の山の一つ)にある。九疑山舜帝陵から35キロのところが石像群の中心部。現地の住民が、地上と地下にある1万体近くの石像を「鬼サイサイ」と呼んでいることから、鬼サイ嶺と呼ばれるようになった。

    唐忠勇所長は、次のように説明した。鬼サイ嶺遺跡は、古代の大型祭祀遺跡である。遺跡には、荒々しい様々な石俑が5000体以上もあった。分布面積は1万5000平方メートルで、石像は、文官像、武官像、妊婦像、一般兵士像などがあり、高さは30~100センチ。石像の90%以上は秦漢時代以前につくられたもので、時代は唐宋時代まで続いている。石像群は、古代祭祀文化を結集したものと言える。

    唐忠勇所長は、次のように述べた。石像の数は、これまでに中国で発見された石像群の中でも、鬼サイ嶺石像群が最も多い。中国石刻博物館と湖南省の考古研究者の調査によると、地上にあった石像は5000体以上で、地下2メートル前後のところにも、多くの石像が埋まっている。石像の数は、世界の8番目の奇跡と呼ばれている秦始皇帝兵馬俑より多い。

    湖南省文化財部門に調査によると、鬼サイ嶺の石像は、これまでに中国で発見された最古の石像。史前時代の石像がつくられたのは5000年以上前で、秦漢魏晋時代の石像がつくられたのは2000~5000年前。史前時代の石像は、地上にあった石像の30%前後を占めており、制作年代は中国で最も古い。

    考古専門家は、既存の資料と実地調査の結果を踏まえて、次のような考えを示した。鬼サイ嶺と石像は当初、大型の祭祀「壇場」(祭壇)としてつくられた。史前の古代人が祭壇としてつくるか選んだものである。多くの石像を配した壇場は、原始祭祀的性格あるいは何かを記念する性格をもっており、数千年前のものだ。

    種類は多いが、石像の大部分は坐像だ。妊婦像は、古代人が生殖を崇拝していたことを示すものである。「騎象」将軍像は、古代の楚奥戦争にかかわる伝説と一致する。文官像、武官像、将軍像、一般兵士像などは、神秘の世界の現実的生活を構成するもの。

                                                                                                                                                         (長沙8月17日発新華社)