中日民間外交の優れた伝統を継承,発揚しよう
―韓志強臨時代理大使、日本青年会議所「日中友好の会」年次総会で講演―
2014/12/15

    中国駐日大使館の韓志強臨時代理大使は12月9日、日本青年会議所の「日中友好の会」年次総会に招かれて出席し、中日関係についての講演を行った。これには日本青年会議所日中友好の会会員および企業、報道関係者約80人あまりが出席した。

    韓臨時代理大使は近年の中日関係の経緯および四つの原則的共通認識(合意)の内容と意義を説明し、次のように表明した。中日関係が困難な局面に陥ったことの理非曲直ははっきりしている。先ごろ、中日両国政府は多くの話し合いを経て両国関係の適切な処理と改善について四つの原則的共通認識に達し、歴史や釣魚島など両国関係に影響を与えている政治的障害・問題を克服する原則と方向を明確にした。習近平主席は求めに応じ、APEC北京会議に出席する安倍晋三首相と会見した。中日間で2年余り緊張が続いていた局面は転機を迎え、両国関係は改善の方向へ一歩を踏み出した。

    韓臨時代理大使は次のように述べた。中日関係の改善は一気にできることではなく、両国関係を長く安定させるには、両国政府がより一層の努力を払い、四つの原則的共通認識を守り、しっかり実行に移し、すでに確定した関連の政治原則と精神に従って、重大でデリケートな問題を適切に処理するだけでなく、民間の友好勢力の役割を一層発揮させる必要がある。

    韓臨時代理大使は戦後70年、中日の民間がさまざまな歴史の段階で両国の経済・貿易交流回復、100万人の日僑(中国居留日本人)帰国、国交正常化実現、全面的友好交流協力の推進に貢献してきことを簡単に振り返り、次のように表明した。国の交わりは民の相親しむにあり、国家関係の健全で安定した発展は最終的に両国人民によって決まる。中日民間外交の伝統は両国関係の重要な基礎と貴重な財産で、より一層発揚し盛んにしていくべきだ。

    韓臨時代理大使は次のように述べた。中日間には友好協力を発展させるための多方面の有利な条件がある。両国は地理的に近く、文化面で相通じ、経済面で互いに補完し、民間の交流が密接で、四つの政治文書によって築かれた政治的基礎がある。中国は改革を全面的に深化させ、法治整備を強力に進めており、「新常態(ニューノーマル)」の下で経済の長期安定成長を維持する。中国は「平和、発展、協力、ウィンウィン」の方針と「親善、誠実、互恵、包容(包摂)」の周辺外交理念を貫き、中国の発展は地域と世界に大きなチャンスと利益をもたらし、また中日の互恵協力にもより広い空間をもたらしている。

    韓臨時代理大使はどうやって日本の民間友好の力を発揮させるかについて四つの希望を示した。一、歴史問題に正しく向き合い、処理し、自覚をもって「歴史修正主義的言動」を阻止する。二、平和的な発展の道を堅持し、中国の発展を正しく認識し、偏見に左右されず、「中国威脅論」のミスリードに警戒する。三、各分野の互恵協力を着実に発展させ、経済の結びつきを強化する。四、一層活発な交流と往来を展開し、民間の活力をよみがえらせる。

    韓臨時代理大使は日本青年会議所が長期にわたり両国友好交流促進のために積極な役割を発揮してきたことを高く評価し、会議所には日本各界の若手エリートが集まっており、みなさんが各自の優位性と影響を十分に発揮し、両国関係改善と発展のためにさらに貢献されるよう希望すると表明した。

    日本青年会議所は1951年創立。現在の会員数は約3万5000人で、いずれも日本各地の青年実業家だ。日本青年会議所は日本で最も早くから中国と交流を行ってきた青年団体の一つで、下部組織の「日中友好の会」は主に会の中で中日の友好に熱心な人々によって構成されている