青海省

  青海省で発見された鉱産は123種類に上る。埋蔵量探査済みの鉱物中の50種類が中国で上位10位、11種類がトップを占める。石油埋蔵総量は約12億トン、探査済み埋蔵量は2.2億トンに達する。天然ガスの埋蔵量は2937億立方メートル、探査済み埋蔵量は1575億立方メートルで、中国の4大ガス田のひとつ。水力発電開発量が1万kw以上の河川が108本ある。水力発電所ダムは178カ所あり、最大出力は2166万kwを超え、西北で首位、全国第5位である。探査済みの塩化ナトリウム埋蔵量は3263億トン、塩化カリウム4.4億トン、マグネシウム塩48.2億トン、塩化リチウム1392万トン、ストロンチウム鉱1592万トン、硫酸ナトリウム68.6億トンで、いずれも全国の首位を占める。そのうち塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化リチウムなどの埋蔵量は中国の探査済み埋蔵量の90%以上を占めている。また臭素の埋蔵量は18万トン、ホウ素鉱は1157万トンで、全国で第2位。非鉄金属の埋蔵量が比較的大きいものに鉛180万トン、金属銅180万トン、亜鉛250万トンがあり、そのほかニッケル、コバルト、モリブデン、タングステン、錫、水銀の埋蔵量もかなり多く、岩金と砂金の分布も広い。また36種類の非金属鉱物が発見されて、そのうち5種類の埋蔵量は中国でトップ。石綿、石膏、石英、石炭岩、石墨などが主な鉱物で、石綿の埋蔵量は中国の63%を占める。

  青海省の草地面積は3646万6000ヘクタールで、湿原牧場、草原牧場、沼沢牧場、森林牧場などに分かる。野生植物も豊かで、経済植物1000余種、薬用植物680余種、有名な漢方薬材50種が発見される。全省の耕地が東部に偏り、多くは黄河、湟水の窪地に分布する。青海湖環湖地区及びツァイダム盆地の耕地の多くは新しく開墾された地区で、主な農作物は小麦、ハダカ麦、ジャガイモ、アブラナ、ソラマメ、エンドウで、その他各種の野菜果物がとれる。

  資源開発重点建設プロジェクトに従って、青海省には4大工業基地が形成されつつある。最大出力128万kwの竜羊峡水力発電所と最大出力200万kwの李家峡水力発電所の1、2、3号ユニットが完成し稼動に入り、橋頭発電所の増築工事を兼ねた電力事業の発展はアルミニウム、鉄合金、炭化珪素などの高エネルギー消耗工業を促し、黄河上流の水力発電資源の段階的開発と発展に有利な条件を創り出した。すでに生産を開始した青海カリウム肥料工場やアルミニウム生産工場、マグネシウム生産工場などが順調に進み、資源の総合開発利用を促進するプロジェクトが進められている。100万トン級の年間原油処理能力をもつゴルムド石油精錬工場は、石油?天然ガスの開発利用を新しい段階に引き上げた。

  蘭青、青蔵鉄道幹線及び4本の支線、59本のローカル線が全省の東西を横断し、鉄道総延長は約1300キロメートル。道路総延長は1万7200キロメートルで、省庁所在地西寧市を中心に全省に跨る道路運輸網が形成され、西寧市から北京、ウルムチ、蘭州、西安、広州、成都、上海、ゴルムド、ラサなどへの直行便が開通している。郵政電信、通信も比較的発達し、西寧及び大部分の州、県で全国各地、160の国及び地区と直通電話が通じ、無線電信業務も迅速な発展を遂げている。

  全省には49の独立した科学研究院?研究所と六つの付属科学研究機構があリ、そのうち青海農業科学研究院、中国科学研究院青海塩湖研究所、中国科学研究院高原生物研究所、国家機械電子工業部西寧高原機電研究所などの部門は青海の科学研究事業の中堅となっている。全省規模の社会科学類学会、協会、研究会が92あり、メンバーは2万2000人に達し、全省の科学研究事業の発展を強力にバックアップしている。

  青海省は1989年から、国家のハイテク発展計画「たいまつ計画」に参与してきた。これまでにデジタル制御工作機械、新エネルギー、先端材料の3分野17項目(そのうち10項目は国家級たいまつ計画)の開発研究を進め、11項目が完成している。

  全省の教育関係部門は『中国教育改革と発展要領』を貫徹し、48県(市)中、14県が基本的に9年制義務制教育と文盲一掃の目標を実現し、10県が6年義務制教育を実現している。学齢児童の入学率は92.6%に達し、民族教育も速やかに発展し、地方色と民族色を備えた教育体系が形成されている。

  改革開放20年を経て、今や青海は外国からの熱い投資対象地となっている。外資の投資分野は軽工業紡績、機械電子、塩化工業、非鉄金属、農業、交通、エネルギーにわたり、資源開発と生産型企業が60%以上を占める。香港、マカオ、台湾のほかに、主にヨーロッパ、アメリカ、東南アジアなどの20カ国ト地域から投資がくる。1999年末までに、全省は累計2億7500万ドルの外資を利用した(国の青海へのプロジェクト外資投資2億3500万ドルを含まない)。合わせて197社の外資系企業の進出を認可し、投資総額は5億4700万ドル、協議外資額は2億2400万ドルに達している。間接的に外資を利用した完了済み及び進行中の外国政府借款プロジェクトは12、借款総額は5094万ドルである。外資プロジェクトは多分野に渡り、外資ルートの利用は単一的な外国企業投資から、外国政府借款、国際農業発展基金、世界銀行借款などに拡大している。対外貿易は東アジア、東南アジア、ヨーロッパ、アメリカなどの60の国と地域に及び、1999年の全省の対外貿易総輸出額は8686万ドルで、20年間の累計輸出総額は16万4000ドルに達した。対外開放の拡大に伴って、青海へ観光、学術交流、留学研修に訪れる内外の各界人士も年々増加し、青海から外国へ出る個人と団体も増えている。

  1999年末までに、全省は累計67の国際無償援助プロジェクトを受け、援助金額は6326万ドルとなっている。そのうち1999年時点で進行中のプロジェクトは14で、重点プロジェクトは世界食料計画署援助の海東農業綜合開発工程、EU援助の青海牧畜開発とジャガイモ発展プロジェクト、オーストラリア援助の青海社区発展プロジェクトである。外資援助プロジェクトは農業、牧畜業、漁業、科学技術、教育、文化、衛生、女性問題など多様な分野に及び、省内の科学技術教育、文化衛生、女性の地位向上、貧困救助など、多岐にわたる社会事業の発展を促した。