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『私から見る中国』作文コンクール入賞作品抜粋(その八)
2021/07/28

三等賞(4名)

私から見る中国

益田巧貴

 毎年、8月15日は第二次世界大戦が終わり、日本にとっては終戦の記念日です。日本はポツダム宣言を受けて、もう二度と戦争はしないと誓い、戦争に勝った国においても、平和を願って、国と国が仲良くすることの重要性を再認識しなければならない日だと思います。

 しかし、毎日のテレビニュース番組を観ていると、中米関係が複雑になり、インドも中国と領土問題が発生したりしています。また日韓関係も一向に改善される気配もありません。特に米中関係においては、互いの領事館を閉鎖がなされました。中国ではYOUTUBEやTWITTERが利用できず、またアメリカにおいても、安全面において心配との理由で、中国で開発された微信などのアプリケーションをはじめ、TIKTOKの利用も制限されようとしています。

 本来なら、中国とアメリカは大国同士であり、アメリカは広い国土と先端技術を用いて大量生産された農作物を中国に輸出することで、人口の多い中国に食を提供することができます。中国では、安い賃金で工業製品を生産しアメリカをはじめ、世界の国々に輸出することで、消費者は少しでも安い価格で製品を購入することができます。これまでの間、お互いが世界をリードし貢献しあってきた両国の関係が、意地やプライドを表現し、僕たち中学生の喧嘩のような内容で、日々悪化していることは非常に残念だと思います。

 僕は生まれてからの6年間、父の仕事の都合で、中国広東省広州で暮らしました。その時に出会った中国の人達は、とてもやさしくしてくれました。僕が少し中国語を話せるようになると、会話をすることにより、互いを理解することもでき、もっと仲良くなることができました。

 その時に出会ったひとりの中国の人は、今アメリカのフロリダ州で果樹園を経営しています。その人は、アメリカの適した気候で生産されたおいしい果物を中国にも輸出することで、中国の人においしい食を提供したいと思うと同時に、アメリカと中国が良い関係になれるように努力しています。

 2021年、僕は15歳です。国と国の問題を解決できる力などありませんが、お互い分かり合えるよう相手の立場に立って考えることで人と人は理解を深めあうことができます。

 会社と会社であっても、それが国と国でも同じことが言えると思います。自分勝手な発言や行動はできるだけひかえて、現実的にこの状況で苦しんでいる人や悲しい思いをしている人の声に耳を傾けることが大切です。そして、人として何が正しいかを判断の基準にすることで、より良い関係を築く努力をすべての人ができれば、国同士の争いに巻き込まれることなく、一人の人間として皆を尊重することで、世界の平和が実現可能だと思います。

 僕自身、何事においてもそういう言動、行動ができるように努力することで、少しでも世界の平和に貢献したいと思いました。

 僕は「王道」という言葉が好きです。この言葉は中国で生まれた言葉だと父から昔教えてもらいました。私から見る中国は国土も広く、経済も発展し、人口も多いまさに大国です。その大国が「王道」を歩み、世界をリードすれば、世界の人から尊敬され、世の中は平和になり、もっと発展すると思います。

 今回この作文を書くにあたり、中国を学び、理解を深めることができました。僕も大人になったら世界の平和に貢献できるように、日々の勉強を一生懸命行い、人と人との関係を大切にすることで自分を磨き、小さいときにお世話になった中国の人にも恩返しが出来たらうれしいです。そして世界のリーダーである大国中国で働けるような人に成長したいと思います。

 最後になりますが、中国が今以上に仁・徳を持ち合わせる事で、「王道」を歩み、真の世界のリーダーになってくれる事を願っています。

 
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